小学生時代からの友人が亡くなりました。
放課後捕まえたヘビをわざわざ翌日学校に持ってきてリコーダー吹いて踊らせようとしていた、
部活中、外周ランニングの途中抜け出して近くの書店で立ち読みしてた、
カラオケでエアロスミスの『Dream On』を顔真っ赤にして血管切らしそうになりながらシャウトしていた、
車で拾いにいって家の前でクラクション鳴らすとよくアイスかじりながら出できていた、
サラリーマンを辞めて海外遊学していた俺宛てに「帰ってきたら一緒に仕事しようぜ!」って手紙書いて誘ってくれて運送屋になるきっかけをくれた、
みんなで立ち上げたサッカーチームの解散前最後の公式戦、交代ふくめて出場枠が1人オーバーしてしまったので俺が身をひいたら「なんでおめーはそういう気の使い方をすんだよ!おめーが出ねーでどうすんだよ!」って叱ってくれた、
別々の仕事をするようになって、のちに開業した俺に「よくやってんな!」って労ってくれた、
そしていつも、ほんの何か月か前にも、藤沢バイパスで俺の赤帽車を見つけてはエンジン音うるさくていかついバイクで近づいてきてニヤニヤしながら手を振ってくれた、
…そんな友人が亡くなりました。
知らせを聞いた後もどこか信じられないふわふわした数日を過ごしましたが、今日お別れをしてきて、残念だけど、ちゃんと現実として受け止めました。
…おつかれさん。どうか安らかに眠ってね。
当分先だけど、俺がそっち行ったらまた一緒に蹴ろうぜ。
団地ん中の金網に囲まれたよさげなグランドとか探しといてよ。